日の丸・国歌

国際的なスポーツの大会や催しなどには、参加国の国旗が掲げられ国歌が演奏されます。
出席者は敬意を払い、起立して厳粛な態度でこれに向かいます。それぞれの国の国旗・国歌は歴史、文化伝統、宗教や民族性を表現しており、国旗掲揚・国歌斉唱の際には互いにこれを尊重することが大切なマナーとなっています。
国旗「日の丸」・国歌「君が代」にこめられた歴史や意味を正しく理解し、親しみを持ってこれを尊重しましょう。

国旗「日の丸」

日本の国旗である日章旗=日の丸はいつからあるんだろう? 「日の丸」の白地に赤い丸が付された単純明快なデザインは、素直な心(白)と「日出る国」の象徴である太陽(赤)を表現したもので、平和への願いと感謝の気持ちがこめられています。 平安時代末期の源平合戦の頃から、扇や旗のデザインに「日の丸」が登場しています。さらに、少し時代が進むと、朱印船などの船印としても使用されていたことから、今日の船籍を示す国旗の役割を果たしていたと考えられます。 そして、船印・国標として定められたのは、幕末にペリーの黒船が来航した直後の安政年間で、これを維新政府も引き継ぎ明治3年(1870)1月27日、「日の丸」を国旗として布告しました。

【「国旗」の掲げ方】

1、日の丸を門前に1本掲げるときは、家の外から見て左に掲げます。
2、日の丸を2本交差して掲げるときは、外から見て左の方が前に出るようにします。
3、高い建物やバルコニーなどから日の丸をたらして掲げるときは、旗竿を水平または斜めにして出し、旗の端が面にふれたり、建物の4、壁にふれないようにします。
5、国旗の掲揚、降納に際しては、起立、黙礼あるいは脱帽するなどして、敬意を表します。
6、弔意を表すときは、笹球を黒布で包み、旗を竿頭より少しさげます。