十日えびすについて
令和6年10月に新たに二柱神社に蛭子命が奉斎され、当社御祭神の伊邪那岐命・伊邪那美命二柱の大神様の最初のお子様でもあります。
葦船に乗せられ海へと流された蛭子命は、海からお越しになられたとの伝承から当初は航海や漁業の神とされていました。商売繁盛をはじめとする福の神様となったのは七福神信仰が広まった室町時代以降で、江戸時代には庶民にも広く信仰されるようになり、今なお、福の神様「えべっさん」として関西圏を中心に親しまれています。
十日えびすとは1月9日の「宵えびす」から始まり11日の「残り福」までを指します。 十日えびすに来たら、商売をしている方々も、そうでない方も皆が欠かさず受ける物。それが「福笹(ふくささ)」です。 関西圏では特に10日の「本えびす」の日に、一年の商売繁盛を祈願し、「商売繁盛で笹持って来い。」という掛け声と共に小判や米俵などを束ねた吉兆と呼ばれる吉祥物をつけた福笹をいただこうと、多くの参拝者でにぎわいます。福笹には、福の神えびすさまから、一年の商売繁盛、家内安全、開運招福を始め、受けられた方の願いを叶え、あらゆる福を招くご利益があると言われています。
是非皆さんも、ご家族やご友人とお正月の締めくくりに、そして新年の始まりを盛り上げるべく、二柱神社十日えびすへご参拝お待ちしております。